自立の第二段階「コントロール」
仕事・結婚・パートナーシップに於いて、安定はして来ていますが、自分自身を守らなければならず、常に周囲と戦っているステージです。まず自分が最優先であり、その次に他の人たちが傷つかないよう、状況や自分自身、他の人たちを自分のコントロール下に置かなければなりません。他の人に自分のやり方を押しつけ、操作しようとします。
戦う事が中毒化していたり、権力闘争(何が何でも自分が正しい事を証明しようとする試み)に巻き込まれていたり、誰も勝つことが無い不毛なゲームをしていたら、このステージにいると言えます。しかし、いずれ本人だけではなく、状況に関係する人々も代償を払うことになります。
イメージ:「期待」の時にいた砂漠から、オアシスにたどり着いて、元気が戻って来る様な感じ。
「シャドーの罠」
Yes/No診断で、この罠にはまっていると結果が出た人は、特にこの罠の影響を受けています。
「シャドー」とは、自分の「最も忌み嫌っている性質」を切り離して他人に投影している状態です。自分の「嫌なところ」や「否定し、抑圧した自己概念」(良い自己概念の場合もある)を他人に投影しています。
周囲に、「どうしても許せない人」や「嫌いな人」「気にくわない人」がいるのが特徴で、その存在に自分が苦しんでいます。
「シャドー」は、自立の第二段階から現れ始めます。
こんなことで悩んでいませんか?
〇このステージではこんな苦しみがあります。
・自分の考えややり方の正しさをいつも主張して、他の人と戦ってしまう。
・ビジネス上で、常に主導権争いがある。
・意見や価値観が違う人とは常に喧嘩になってしまう。
・争う事が嫌なので、引いてしまう。
・誰が正しいか、どちらが優れているか常に気になり、気が休まらない。
・いつも何か、もしくは誰かと戦っている。
・部下が、全然成長しない。
・部下が、反抗的になって来た。
・上司に常に文句があり、上手く行っていない。
感情キーワード:(私は)聞いてない!、(私の方が)正しい!、勝ちたい!
・パートナーと不毛な争いを続けている。
・パートナーがネガティブ過ぎて嫌だ/ポジティブ過ぎて嫌だ。
・パートナーの望むようには出来ないし、したくない。
・お金の使い方/セックスのタイミングや頻度/子育ての仕方etc…に於いてお互いの意見が対立し喧嘩になる。
・喧嘩を避ける為に、ただ相手に合わせている/黙っている。
・いつもどちらかが傷ついている。
・相手に謝って欲しい!
・相手が嫉妬深い。
・どちらかがいつも威圧的である。
・話を聞いてくてない/よく忘れる。
・パートナーがニーズを満たしてくれない当てつけに浮気をしている。
・相手に察して欲しい(サイレントコントローラー)。
・すぐに機嫌が悪くなる。
・相手に押し付けられた。相手から軽んじられた/無視された/大切にされていないという気持ちに良くなる。
・いつも自分が悪者にされる/責められている。
感情キーワード:怒り、傷つく!、(自分の方が)正しい!
・死ぬほど愛されたいのに、恋愛や相手に懐疑的。
・コミュニケーションが上手くいかない。
・相手がロマンチックじゃない/理性的でない事で喧嘩になる。
・タイミングが合わない恋愛ばかり。
・相手に謝りたくない/心から謝って欲しい。
・相手の要求通りには、出来ないし、したくない。
・喧嘩をしたくないので、自分の意見を言わず、結局いなくなる。
感情キーワード:相手を思い通りの人にコントロールしたい!
〇それは、こんな欲求・怖れから来ています。
・全てを自分のコントロール下に置きたい・知っておきたい
・自分(のやり方)を守りながら、成功し続けたい
・拒絶される・傷つく事・ハートブレイクをもう一度体験することが怖い
・自分は最高だと、どうしても証明したい
・拒絶される・傷つく事・ハートブレイクをもう一度体験することが怖い
・自分のやり方が正しいと、どうしても証明したい
・過去に味わった、拒絶される・傷・ハートブレイクをもう一度体験することが怖い
〇自立のステージは、依存のステージの未完了な問題と密接に関係しています。依存のステージをチェックしてみる→
〇また、通常、人の成長は複数のステージにまたがっています。前後の段階も見て見ましょう!自立のステージを見る→
